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春雷

by 唐草 [2012/05/10]



 神奈川では雹が降ったらしい。ぼくがいた場所はそこまで激しくは荒れなかったが、夏の夕立のように雷が鳴り響き大粒の雨が強く打ちつけていた。
 夏だったら、今日のように天気が急変して荒天になることだって少なくい。そういう状況にでくわしても「夕立か。過ぎるまで待とう。」と余裕を持って構えていられる。自宅でサーバを運用するようになってから雷が少しキライになったが、夕立で慌てることはない。
 でも、5月にこんな天気に出くわすと少し焦ってしまう。特に先日の竜巻の被害を目にしたばかりだと…。
 今日は、空が暗くなり雷が鳴り始めて風が強くなってきた時点で早々に雨戸を閉めてしまった。記憶に新しい竜巻が、ぼくを不安にさせている。あの被害映像には、それぐらいのインパクトがあった。
 空模様の変化に不安を感じている臆病者はぼくだけでは無いようだった。
 雨戸を閉めていたら周囲の建物からも雨戸を閉めるガタガタという音が次々に聞こえてきた。台風が近づいているのならいざ知らず、ちょっと雷が鳴った程度でこんなに雨戸を閉める音を聞いたことはない。
 やはり、先日の竜巻被害の映像がみんなの脳裏にこびり付いているのだろう。
 数年前まで竜巻なんてアメリカ限定の気象現象だとしか思っていなかった。テレビでしか見ることのない縁遠い存在。はっきり言って、架空の存在といっても差し支えないほどだった。
 でも、もう違うようだ。ぼくの中で竜巻は、ついに現実の存在となってしまったようだ。
 本場アメリカの竜巻に比べたら日本の竜巻なんてかわいいものなのだろう。今のぼくは、震度3で騒ぐ地震慣れしていない外国人のようなもの。
 とは言え、絶対に竜巻なんかには慣れたくはない。いつまでも。