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WEPを駆逐できない

by 唐草 [2012/05/22]



 セキュリティー的に脆弱だと言うことは分かっている。それでもなおWEPを使い続けている。そんなお粗末な状況が続いているのは、ぼくの怠慢のせい。
 我が家に無線LANが導入されたのは遙か昔。無線LANを利用している人が少なく、アクセスポイントの検索を行っても何も引っかからなかった頃のこと。それでも暗号の導入を怠らなかった。
 購入したアクセスポイントは、当時最新のWPA暗号も使用できた。でも、一部機器がWPAに未対応だったために128bitキーのWEPの導入となった。まだWEPキーが破られていなかった当時としては十分な対策だった。
 その後、無線LANを搭載した機器はドンドン増えていったし、我が家の周囲にも次々に新しいアクセスポイントが設置されていった。ついには、WEPキーを破る技術さえも登場してしまった。
 はっきり言って、現在WEPにセキュリティーを守る価値はない。「我が家の無線LANにタダ乗りしないでね」という意思表示ぐらいの意味しかないだろう。しかも無線LAN導入当時WPAに対応していなかった機器は現役を退いているので、いつでもWPAに乗り換えられる環境が目の前にあることも知っている。
 そこまで分かっているが、悲しいかな我が家の無線LANのセキュリティーはWEPのまま。
 増えすぎた無線LANを利用している機器の設定を1つずつ修正していくのが面倒だからだ。現在我が家では、デスクトップPCが1台、ノートPCが3台、PSPが3台、3DS、iPad、PS VitaにPS3とWiiの合計12台もの機器が無線LANを利用している。
 一度にこれらの設定を変えることを想像すると、多少情報が流出しても構わないし、我が家の無線LANにタダ乗りしたい輩は勝手に乗ってろよとさえ思えてしまう。
 だが、ここ最近危機意識が少しずつ芽生えてきたのも事実。明日こそ設定を変えようと毎日思うようになってきた。ここに我が家の脆弱性を書いたのも、そんな危機意識を再認識しようという目論みがあってこそ。
 うん、明日こそやるよ。3ヶ月前から毎日言っているけど明日こそ設定を変える。


 余談だが、アメリカの住宅街では無線通信を暗号化しなくても安全だという冗談みたいな経験をしたことがある。家が広いので敷地外どころか屋外まで電波が届かないといのだ。なんともアメリカンなスケールだ。