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吉野家コピペ的な語り口

by 唐草 [2013/05/16]



 最近では目にすることが少なくなってしまったが、やはり吉野家コピペは今でももっとも有名なコピペの1つだろう。また、他のネタに与えた影響の大きさなら間違いなく一番だろう。
 牛丼程度に熱くなってしまうレベルの低さと自分が偉いと主張する鬱陶しい語り口のインパクトは、時を経てもまだ面白い。
 吉野家コピペと同じ系統のコピペにアメリカ人親子のバーベキューのコピペ、通称ダディクールがある。これも上から目線の鬱陶しい語り口が印象的だ。
 どちらのコピペも確かに面白い口調だとは思う。でも、正直言うとこれらの口調は好きじゃない。真似したいと思ったこともなければ、似た口調の文章を目にすると読む気力が削がれてしまう。
 なぜなのか?理由は、ひとつ。
 自分は面白いこと言ってるんだという自己顕示欲が文面からあふれ出ているように見えるからだ。
 例の口調ならば、「もうね、一文字目からお腹いっぱいなんですよ。」とでも言ったところだろうか。
 ぼくはキライな吉野家コピペ口調だが、今でもその血統は生きているように思える。ときどき上から目線の厚かましい文を目にする。その血脈の強さには驚かされてしまう。
 ぼくにとって、それらの鬱陶しい口調の元祖は吉野家コピペである。だが、本当に吉野家コピペが鬱陶しい口調の文章の起源なのだろうか?もっと古くから似た口調、文体が存在していたのではないだろうか?
 小物のくせに高慢なこのスタイルの真の起源とはどこにあるのだろうか?最近、それが気になっている。
 でも、文体の起源を探すというのは想像以上に骨の折れる作業だった。というか、どうやって探したらいいのか皆目分からなくて途方に暮れているというのが現実。
 吉野屋コピペに負けるようで悔しいが、調査は一向に進んでいない。