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2014/08
     
      

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黄色い車体

by 唐草 [2014/08/12]



 先日から近所の家のガレージで工事が行われていた。足場を組んで、ガレージの門扉と屋根を撤去していた。工事の必要性を感じるようには見えていなかった。強いて言えば、夏場になると樹脂製の屋根がペキペキと妙な音を立てるのが気になっていたぐらいだ。
 今日、その家の前を通ったとき、我が目を疑う光景が広がっていた。
 住宅街にはまった似つかわしくない車両が止まっていた。曇天の下でも黄色いボディーに目が吸い寄せられる。民家のガレージにこんな車を止めてもいいのか!?そんな驚きでいっぱいだった。
 住宅街に似つかわしくない黄色い車。こう聞いて、みなさんは何を想像しただろう。
 日本車にはビビッドな黄色い車体の車は少ないけれど、ヨーロッパーのスーパーカーには鮮やかな黄色い車がたくさんある。フェラーリやランボルギーニなどといったイタリア車には、目を惹く黄色いラインナップがある。きっと地中海の強い日差しが似合う色なのだろう。
 残念ながら、止まっていたのはヨーロッパのスポーツカーではなかった。価格帯は同じぐらいかもしれない?いや、もっと高いかもしれない。
 民家の駐車場に止まっていたのは、いわゆるパワーショベル。地面を掘ったりするアームの付いた工事車両だ。しかも、運転席がむき出しになっていない、結構大きなモデル。農家の畑とかなじゃなくて、建築現場なんかで使われるサイズだ。そんなもの民家のガレージに止めていいの?誰もがそう思うだろう。
 申し訳なさそうにアームを小さく折りたたんで、駐車スペースギリギリいっぱい使って狭そうにユンボが止まっている図は何とも奇妙なものだった。かなり大きな車体に見えるのだが、ギリギリ乗用車の駐車スペースに収まることにも驚きが隠せない。
 ちょっと近所にキャタピラが止まってる。これが日常にならないといいなぁ。