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ファイル保護の結果

by 唐草 [2014/08/31]



 PC版DQXが突如起動しなくなることがあるという恐ろしい話を聞いた。再インストールしても状況が改善しないという。
 この場合、考えられる原因は2つ。
 1つは、ネットワーク関連の問題。ファイアウォールがDQXを誤検知してしまったり、ルータのNATがうまくいかなかったりなどといくつかの原因が考えられる。
 もう1つのの原因は、設定ファイルの破損だそうだ。
 設定ファイルの中身が本当に壊れてしまうこともあれば、ファイルのアクセス権が正しくない物に変更されてしまいプログラムから読めなくなることもあるらしい。どちらの問題も、非常に分かりにくい。特に設定ファイルの破損は、人の目からでは理解出来ないこともある。
 昨今のゲームの設定ファイルは、容易に改造出来ないように暗号化されている。さらに暗号化ファイルの中身のダイジェストを別のファイルに保存していたりする。また、設定ファイルのファイル名自体が暗号化されていて、改造ツールなどでアクセスしずらいように設計されている。
 堅牢な保護が成されている。
 これは必要なことではあるが、代償が無いわけではない。
 人間の理解を完全に超えた設計になってしまっているので、誤操作をしてしまった際に取り返しの付かないことが起きてしまう。
 文字化けしたとしか思えないようなファイル名を間違って変更してしまったらすべてが失われる。バックアップから復旧してもタイムスタンプとの整合性が取れていないので、エラー扱いされる恐れもある。ガチガチに保護されていて、一切の融通が利かなくなっている。
 触らぬ神に祟りなしというのを体現するようなファイル構造になっている。
 ぼくのようなチート大好き人間からすると、手が出せなくて実に退屈な作りだと言える。まぁ、これは少数派の意見だろう。仕掛けの概要を知っているぼくでさえ奇妙に見える今のゲームの設定ファイル群。知らない人からしたら、初めから壊れているように見えるファイルの集合といった感じだろう。