by 唐草 [2014/09/18]
ちょっとしたクイズを作ろうと考えている。別にここのゲームとは関係ない。ハッキリ言ってぼく自身の頭の体操のようなものだ。解くだけじゃ飽き足らなくなってきたので、作る側に回ってみようと考えた結果だ。
今、ぼくが作ろうとしているのは論理問題に類するクイズだ。
例えばこんなクイズ。
スパイ容疑をかけられた3人の男A,B,Cがいる。それぞれが、こう弁明している。
A「Bがスパイだ!」
B「Cがスパイだ!」
C「Bが嘘をついている!」
スパイは必ず嘘をつく場合、誰がスパイだろうか?
こういう感じのクイズを作ってみたい。
考え出して分かったが、こういう問題は場合分けをして真理値表を書けば簡単に骨格を作ることができる。論理問題だから論理演算的なアプローチをすれば構造だけは簡単にできる。でも、構造ができたからクイズの完成という訳ではない。一番大変な作業が待っている。
それは、論理問題に魅力ある設定を付け加えること。たとえば、上の例だったらスパイと言う設定を使うことによって問題の魅力が増している。有名な論理問題だと天使と悪魔に道を尋ねる問題がある。
True of Falseの真理値表なら誰でも書ける。それをどうやって魅力的に、そして難解そうに脚色をするか。それこそがクイズ作家の腕の見せ所なのだろう。最後に問われるのは国語力ということだ。
さて、上に書いた例題の答を書いておこう。
スパイがひとりの場合、スパイはB。スパイがふたりの場合、スパイはAとC。これが答です。