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ゼロ飲料の未来

by 唐草 [2014/09/26]



 ジュースやらお酒の宣伝を見ていると「ゼロ」という表記を、イヤになるほど見せつけられる。
 「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」「アルコールゼロ」「プリン体ゼロ」などと枚挙にいとまがない。
 一昔前なんてレモン風味の炭酸飲料とかに「果汁ゼロ%」と書かれているぐらいだったのに。
 健康志向や本物志向が高くなり「果汁ゼロ%」はかなり減ってしまい、その代わりに先ほど上げた様々なゼロが登場するようになってきた。
 ぼくは、ほとんどお酒を飲まない。だからお酒の宣伝でもてはやされている各種のゼロワードには無縁だ。ノンアルコールビールを飲んだこともあるが、アルコールよりもビールの味が苦手だとわかりノンアルコール飲料を買うこともない。
 コーラやらサイダーといった炭酸が好きなので、カロリーゼロのダイエット系炭酸を見ることは良くある。でも、炭酸のおいしさはやはり糖にこそあると思う。体が欲する糖を爽やかに摂取する手段が、炭酸飲料だ。そう思っているし、人工甘味料の種類によっては苦手な味もあるのでゼロカロリー飲料にも縁が無い。
 されど、世間には多くのゼロが並んでいる。
 数年間の技術からすれば、糖質ゼロやプリン体ゼロのビールなんて言うのは革命的な発明なのかもしれない。きっと、今後も驚くようなゼロ飲料が開発されていくのだろう。
 それがなんなのかぼくには分からない。医療の知識も、食品化学の知識もないので未来を予想することはできない。
 でも、こんなゼロが来たらビックリだなぁというアイディアがないわけでもない。
 顧客が最も欲しているゼロがある。それは、価格ゼロだろう。
 企業が最も欲しているゼロがある。それは、容量ゼロだろう。
 この2つが同時に実現する夢の状況。それは不買。はぁ、絶望的な未来しか思い浮かばないよ。