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複雑な心境で視聴

by 唐草 [2014/10/05]



 今日は、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催された。台風の影響で開催順延が心配されていたが、どうにか開催された。
 F1の生中継なんてCS放送の有料放送でしか流れていない。あとは、ネットの不正中継ぐらい。F1好きのぼくだけれども、さすがにCS放送の契約はしようとは思わない。だから、必然的にBSの録画番組を見ることになる。時差の関係でたいてい深夜枠なので、それも見る機会は稀だ。
 今日は、日本で開催されるグランプリなので録画放送も午後7時という見やすい時間が設定されていた。だから、久しぶりに見てみようと思っていた。
 だが、見るかどうかを迷わせる一報が飛び込んできていた。
 テレビで録画放送を見なくなった理由のひとつに、ネットの存在がある。ツイッターなどを通してレース結果を簡単に手に入れられるようになってしまった。自分から情報を仕入れに行かなくともトレンドワードにドライバーの名前なんかが挙がるので簡単に結果が分かってしまう。
 特に今日は、天候を心配していたので開催を含めて積極的に情報収集をしていた。その結果、中断もあったけれど大雨の中激しいレースが繰り広げられたというポジティブな情報がもたらされた。ここまでは良かった。でも、その後「レッドフラッグ」という文字が躍ることとなった。
 モータースポーツには、様々な旗が登場する。ゴールした際に降られるチェッカーフラッグが有名だが、その他にも「グリーンフラッグ」、「イエローフラッグ」、「レッドフラッグ」なんて旗がある。これは旗の色が名前になっている。
 今回、目にした「レッドフラッグ」。これは滅多に出る旗ではない。レース中断を意味する旗だ。
 天候から豪雨によるレッドフラッグかと思ったが、そうでは無かった。
 既に報道などで見た方もいるかもしれないが、重大な事故が起きてしまったためにレッドフラッグが振られることとなった。あまりに大きな事故なので、どんどんとネガティブな情報が飛び込んできた。
 録画放送が始まる時間までには、ことの深刻さがかなり伝わってくる事となった。国際放送で映像放映禁止措置がとられるほどの事故…。
 放送を見るかかなり悩んでいた。たぶん、ぼくひとりだったら見ていなかった。でも、何も知らない親が録画放送を見ていたので、44周目に事故が起きるということを言った上で放送を見てしまった。確かにレースは白熱していておもしろかった。事故がなければ、今年のベストレースと言えるぐらいの内容だった。
 でも、悲劇的な結末を知っていたので、あまり楽しめなかった。
 今は、事故にあった選手の回復を願うのみ。