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テンション-200

by 唐草 [2014/10/09]



 今日は、夜にドラクエ仲間と食事をする予定になっていた。もう何度も顔を合わせているし、酔った勢いの会話で本名もほぼ割れているのでオフ会というような印象はまるでない。
 ご存じかもしれないが、ぼくは基本的に飲み会の類が嫌いだ。好きじゃ無いなんてオブラートに包んだ言い方ではなくて、正々堂々と嫌いだと言い切れる。
 何よりお酒が飲めない。酔って楽しい気分になる前に、気持ち悪くなるか、頭が痛くなる。頭が痛くなると周囲がうるさいのに我慢できなくなる。
 ついで、小食だということ。食べる時は満腹中枢が機能しだす前の15分ぐらいに一気に食べる方が性に合っている。ゆっくり食べていると、お通しと刺身三切れぐらいでお腹いっぱいになってしまう。絶対量が足りてないことを頭で理解しているので頑張って食べようとしても、胃が拒否して気持ち悪くなるだけだ。
 基本的に飲食のためだけでは、絶対に飲み会には参加しない。
 初めて会う人がいるとか、オンラインだと見えてこない側面を見てみたいなどと言った好奇心を刺激する何かがないと動かない。
 今回参加する会のメンバーには、全員会ったことがある。気になっているのは、今回初対面の人たちの反応だけだった。動機としては、ちょっと弱かったが参加をすることにしていた。いつもと違う電車に乗って会場へ向かうということでモチベーションの底上げを図ったのも効果的だった。
 だが、乗換駅に着いて愕然とした。
 乗ろうと思っていた私鉄が、人身事故で止まっていたのだ。
 これで、ぼくのテンションはダダ下がり。目的の80%ぐらいが失われた。迂回経路を検索する気力さえ失った。駅でしばらく悩んでいたが、それは新たな経路を考えるためではない。会の断り方を考えていただけだ。
 仮病を使ってもしかたがないので、テンション下がったんで帰って寝ますと正直に不参加を告げた。そして、途中駅で回れ右して、家へ帰って本当に寝た。
 こんな感じで、ぼくのテンションは本当に些細なことで急激に下がる。きっと様々な場面で大勢の人に迷惑をかけていると思う。でも、テンションの下がったぼくにそんなことを考える慈悲深い心は残っていない。