カレンダー

2012/05
  
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

久々の自転車整備

by 唐草 [2014/10/11]



 ここのところ自転車の不調を感じていた。
 自転車の不調は、大きく2種類に分けられる。
 ひとつは、消耗品の劣化や破損。パンクなんかが代表的なもの。あとはタイヤの摩耗やらブレーキパットの摩耗なんかがある。基本的にパーツを交換した方がいい症状だ。
 もうひとつは、メンテ不良。代表的なものはタイヤの空気圧低下。日々のお手入れをサボった結果、自転車の調子が悪くなってしまった状態だ。
 ぼくの自転車は、明らかにメンテ不足だった。
 リアディレイラー(後のギア)のガイド位置ズレとブレーキバランスの崩れがでていた。
 乗れないレベルの不調ではないけれど、気持ちよく走れない。そんなバランスの悪さが出ていた。ギアを変えても切り替わるタイミングがずれたり、ブレーキが正しく戻らなくてやたらと重く感じたりといった些細な不調が重なっていた。
 いつか直そう。明日こそ直そうと思ったままどれぐらいの時間が経過してしまったことだろう。
 重い腰を上げてついに直す覚悟を決めた。
 まず取りかかったのは、ブレーキの調整。ブレーキパットが減ってしまい、適切でない位置でパットが当たっていた。まだ交換するほど減ってはいないので、丁寧に位置を合わせていく。その途中でパットが偏って減る原因も見つかった。後輪のリムがわずかに歪んでいた。はぁ、フレ取り(歪み直し)もしなくちゃならないのか。でも、今は工具がないのでパス。
 続いてギアの調整。これもワイヤーが伸びてギアの位置が狂っていた。ネジを締めたり緩めたりして調整をする。目視で良い位置にできたので、早速サイクリングに出てみた。
 メンテの行き届いた自転車で走るのは気持ちの良いものだ。
 ウキウキした気分で走り出したが、300mも走らないうちに異変に気がついた。
 ギアがちゃんと変わらない。目的の段に入らない。
 調整前より悪化していた。
 でも、これは想定済み。自転車を降りるとサドル下の小バッグからドライバーを取り出し、路上で微調整を行う。こんなことを繰り返しながら10kmほど走って最適な位置を見つけ出した。なんだか、ダイナミックなメンテになってしまった。