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マンガの並びが

by 唐草 [2014/10/18]



 久々にあるマンガを読み直そうと思って本棚から数冊抜いて驚いた。
 巻の並びがグチャグチャだった。
 なんてことだ。これは許し難い状況だ。
 ぼくは、本棚に収められた本の順番が巻数通りに並んでないのが許せない。1巻から順番にキッチリ並んでいないと気が済まない。
 とは言え、図書館や本屋で順番が乱れた本を見ても直すほどではない。まぁ、イライラはするけど。整理欲求の範囲をどうにか自分の管理している本棚だけで我慢できているので社会生活に支障をきたすようなことは起きていない。
 完璧に管理できていると信じて疑わなかったマンガの本棚で、なぜこのような悲劇が起きてしまったのだろうか?
 原因のひとつに本のしまい方が挙げられる。
 ぼくの書庫を見たら、多くの人が絶句するだろう。なにせほぼすべての本が、背表紙を奥にして本棚に収められているのだから。したがって、本棚を見てもタイトルの文字はどこにもない。紙を重ねたような光景が並んでいるだけだ。
 なぜ、本を逆向きにしまっているのか。これには深いわけがある。背表紙が焼けるのを防ぐためだ。北向きの部屋の南の部屋に設置された本棚といえど、陽の光の影響を受けてしまう。本棚にカーテンをつけて遮光はしているが、それでも完璧なわけではない。本を日焼けから守るために採れるすべての策を採った結果、本を逆向きにしまうという結果に至ったわけだ。
 でも、逆向きじゃ本の場所が分からなくならないだろうか?
 そう心配する人もいるだろう。確かに指摘の通りだ。本の詳細な位置はすぐに分からなくなる。でも、棚ごとに「ここはマンガ」とか「ここは文庫」というように整理してあるし、書店並みに作家や出版社ごとの整理ができている。精緻な分類をしているので正確な場所が分からなくなっても適当な本を一冊抜いてみれば、そこからおおよその場所が推理出来るようになっている。
 いくら背表紙を奥にしてしまっているとは言え、これだけ入念に管理しているのに巻の並びが乱れていたことが許せない。
 自分自身の管理でき無さがショックだった。
 なお今回の乱れは、全13巻のマンガの4巻が9巻と10巻の間に挟まっているという謎な乱れだった。なにが起きた結果なのだろう?