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インクを買う

by 唐草 [2014/10/22]



 プリンターを起動したら、カラー印刷をした記憶が無いのにマゼンタのインクが切れたと警告が出た。インク漏れでもしているのだろうか?
 ほぼモノクロ印刷しか使わないのでインクを買いたくはないのだが、印刷の度に警告が出てしまうのはどうにもうるさい。それに、プリンターが必要になるのはいつだってピンチの時。そんな時にインク切れをしていたら致命傷につながりかねない。
 大型家電量販店へインクを買いに行った。
 本当は純正インクを買うべきなのかもしれない。でも、ぼくが使っているプリンターには、純正以外の選択肢もある。呼び方は様々だが、今日は互換インクと呼ばせてもらおう。
 今、この互換インクのビジネスが熱い。
 互換インクを撲滅して、インクで儲けるビジネスモデルを守るためにプリンターメーカーも様々な防衛策を講じている。それでも、次々に防衛策を破って安価な互換インクが登場している。ICチップ搭載のインクカートリッジで互換インクを使うために、偽のチップを積んだインクカートリッジホルダーまで販売されている。もう、完全にいたちごっこだ。
 ぜひとも互換インクメーカーに頑張ってもらいたい。でも、インクの価格競争が激化すると、今までインクで回収してきたお金をプリンター本体で回収することになるかもしれない。最終的にはプリンターの値上げという未来が待っているかもしれないが、それでも互換インクに頑張ってもらいたい。
 ぼくが、ここまで互換インクを応援するのには理由がある。
 互換インクは、インクの色によって値段が異なる。シアンが高くてマゼンタが安い。これは、使用する顔料の素材コストによるものだろう。しかし、純正インクは色が異なっても価格は変わらない。安い顔料も高い顔料と同じ価格で販売している。
 この高い方に合わせた純正インクの価格設定が許せないのだ。
 だから、ぼくは今日も互換インクを買う。なお、原価の高いシアンだけは純正も互換も価格があまり変わらない。