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ある意味潔い

by 唐草 [2015/01/06]



 昨日ダウンロードした基本プレー無料ゲームの『勇者のくせにこなまいきだ。G』。ありとあらゆるところに課金要素が潜んでいる。
 無課金の基本状態だと1日に3ステージしか遊べない。その回数を増やすアイテムは当然有料だ。1日の制限回数によって課金コースが3つも存在している。ちょっと遊びたい人からは少額を、しっかり遊びたい人からはまとまったお金を搾取する仕組みがしっかり構築されている。
 また、アイテムの保管ボックスの容量も課金で増やすことが出来る。さらにアイテム回収を行う速度を上げるアイテムも課金。モンスターを強化するポイントも課金だ。
 もちろん1円も払わなくてもプレーはできる。が、それだとゲームの進行は恐ろしくゆっくりになる。また、プレー回数だけを増やすとすぐにアイテムがあふれて無駄が出てしまう。ゲームバランスが、実に課金を誘発する作りになっている。
 財布の中身を虎視眈々と狙う巧妙な設計といえるだろう。
 ぼくは、この設計を好意的に受け止めている。なぜなら、ゲーム内で潔く「すべてはオカネで解決できる!」と何度も明言しているからだ。
 この潔さ、嫌いじゃない。むしろ好きだ。
 かわいいキャラクターを駆使したりしてあの手この手でユーザをたぶらかして財布の紐をゆるめるよりも、魔王が主役のゲームらしくていいじゃないか。もともとドラクエとかのRPGのパロディーを繰り返してきた『勇なま』。今は、課金ゲーム自体をネタにしている訳か。その自虐精神は評価したい。Gは、「がめつい」のGらしいし。
 が、実際に課金するかは別問題。ぼくの財布の紐は固いのだ。