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マスクを信じるきっかけ

by 唐草 [2015/01/09]



 昨年の年末以降、マスクを着用するようになった。きっかけは、薬をもらいに行っただけの病院で風邪ひき小学生に囲まれた結果、みごとに風邪をうつされたことにある。しっかり予防をしていないと、いくら健康でもダメなんだと痛切に感じることとなった。
 だが、これだけでは素直にマスクを着用するとは無かっただろう。実は、その前にとあるマスクに関する情報を耳にしていた。その情報があったからこそ、無防備に病院へ行ったことを反省してマスクの着用を決意したとも言える。
 そもそもぼくは、市販品のマスクをあまり信じていなかった。目の細かい不織布と言えども、インフルエンザのウイルスや風邪の菌なんかを本当に防げるのか懐疑的だった。仮に防げたとしても市販品のマスクは顔にあまり密着しない。最近のは立体型も増えているようだが、それでも鼻の横とか顎のところに隙間ができてしまう。そういう隙間からウイルスなどが入って来てしまわないのだろうか?そういう疑問があり、マスクの効果を信頼できないでいた。
 ところが、先日この疑問を氷解する答に出会うことができた。
 ぼくが得た情報では、マスクをしてもウイルスなどを完全に防ぐことはできないと明言されていた。ほれ見たことか!ぼくが正しかったんじゃないか。苦しい思いをして顔に間抜けな布を押しつけたって微細なウイルスは防げないんだよ。マスクなんていらないね。気休めにしかならんよあんなもの。
 と高らかに勝利を宣言しかけたが、続きがあった。
 マスクは、口内と鼻腔の保湿と保温が最大の効果とも言える。マスクをすることで湿った呼が口や鼻に充満する。この状態は、インフルエンザウイルスが特に嫌う状況である。従って、仮にウイルスが体に入ってきてもすぐに死滅する状況を保つことができると言うのだ。
 な、なんだってー!
 マスクって侵入を防ぐだけじゃなくて、侵入後の防御力をも高めてくれるアイテムだったのか!
 この事実はまさに目から鱗だった。だったら隙間があっても問題はない。鼻腔と口腔を熱帯雨林のように暖かく保つ効果は、確かに感じられる。ならばその保湿保温効果を信じてみよう。
 と言うことで、マスクを常用するようになった次第だ。なお、いまだにウイルスをシャットアウトする機能は信じていない。