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祝日を増やそう

by 唐草 [2015/01/12]



 今日は成人式らしい。お正月休みモードが抜けきらないうちに3連休が来てしまうと、またしても自堕落モードに戻ってしまう。
 ニュースを見ても成人式のニュースばかり扱っている。朝からずっとそのニュースなので -11日に開催したところもあるため- 夜にはさすがに飽きてきた。なんだか晴れ着姿の新成人の映像より、ミッキーマウスを多く見た気がする。
 成人式の起源というのをご存じだろうか?Wikipediaを参照すれば、詳しい歴史が書かれている。戦後から始まったイベントである。かれこれ60年以上続いているので、新しいと言うには語弊があるかもしれない。
 起源は、埼玉の小さな街で始まった自治体独自の祝賀イベントである。終戦直後に若者を鼓舞するために開催されたイベントがすべての始まりらしい。
 当時、国は新しい祝日を制定しようとしていた。そこで目をつけたのが、埼玉の一都市で開催されていた成人を祝うイベント。国策に合致した結果、一地方のローカルイベントでしかなかった成人したことを祝うイベントが、あれよあれよと言う間に国の祝日までのし上がった。この間、わずか2年。ものすごい勢いで出世したイベントだとも言える。
 もし、埼玉で成人を祝うイベントが開催されていなかったら、1年間の祝日の数は今よりひとつ少なかったかもしれない。祝日の無い1月という厳しい世界になっていた可能性がある。現、埼玉県蕨市の功績には拍手を送りたいものだ。
 この一連の流れを見て思ったことがある。
 国策にはまれば、ローカルなイベントが国のイベントまで昇華することがあり得るということだ。
 ぼくは、(自分が働きたくないから)もっと多くの祝日を制定するべきだと考えている。日本は国際的に見ても祝祭日の多い国ではあるが、労働者の就業日数は多い。有給を取りにくい雰囲気が支配的な制で、休みたくても休めない現実がある。ならば、国策で祝日を増やすしかないだろう。
 今度、8月に山の日ができると聞いた。でも、まだまだ足りない。依然として6月は祝祭日無しの、砂漠のような月だ。なにかないのか?国民全員で祝うに相応しい6月のイベントは?