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お詫びの形

by 唐草 [2015/01/26]



 先週の木曜日だか金曜日にPlayStation Network(PSN)から一通のメールが届いた。そのメールには、1割引のクーポンコードが記載されていた。
 ぼくの手元にだけ特別なクーポンが届いた訳ではない。PSNのアカウントを取得しているほぼ全員が受け取っているはずだ。
 なんでも年末年始に起こったサイバー攻撃によるサービスダウンへのお詫びクーポンという事らしい。一方的に攻撃されたという点でPSNは被害者である。サービスダウンは自社のミスではない。それなのにお詫びをしなくてはならないのだから大変だ。ぼくは影響を受けなかったが、サービスによっては大きな被害を被った可能性もある。
 さて、お詫びとして届いたクーポン。ちょっとクセがある。
 PSNのサービスの内、割引対象になるのはゲームだけらしい。さらに決済1回のみに使用できるということだ。
 6,000円ぐらいするゲームを購入すれば、600円の割引を得られる。悪くないクーポンだ。だが、DLCの購入なんかに使ってしまうと効果は激減。200円ぐらいのテーマなどの購入に使ってしまうと、わずか20円しか割り引かれない。チロルチョコレベルだ。
 クーポンを活用するためには、分母として大きな金額を支払う必要がある。多くの補填を求めると、結果として多くの額をPSNに支払うことになる。
 これってどうなんだろう?
 お詫びですって言葉に乗せられて買い物させられているだけのような気がする。在庫のある商売なら割り引いた分身を削っているとも言えるが、データ販売なのでPSN側のダメージはそう大きくないのではないか?むしろ、販促キャンペーン的な位置づけとも考えられる。
 もうひとつ気になっている事がある。クーポンの有効期限の短さだ。1/23から1/25のわずか3日間だったはず。
 PSNに掲載されている多くのゲームを見ている間に3日間なんてあっと言う間に過ぎてしまう。商品を吟味している間にキャンペーンが終わっていたという人も少なくないのでは?
 ぼくは、今回のクーポンを使っていない。欲しいゲームが無かったためだ。お詫びの形としては、PSNに有利すぎる仕組みも気に入らない。けっして、気がついた時にはすでにキャンペーンが終わっていた訳ではない。繰り返して言うが、メールに気がついたのが遅かったわけではない。