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青い印

by 唐草 [2015/02/16]



 今日は、IKEAにオットマンを買いに行った。
 昨年購入したひとり掛けソファーに座っているとどうにも足を置く何かが欲しくなる。椅子自体は快適なのだが、さらなる快適さを足が求めている。手近にあった小さな椅子を置いてオットマン代わりにしていたのだが、どうにも高さが合わない。ほんの少しだけど低いし、狭い。
 購入したオットマンは、すぐに組み立てた。
 組み立てる際には、前回の反省を活かすこととなった。それは、ネジの確認。
 IKEAの家具に含まれているネジには、謎の青い塗料が塗られている。たぶんあれはネジのゆるみを抑えるために樹脂だと思う。ネジの精度が低いので緩まないようにするための工夫だろう。
 だが、時に青い塗料が多すぎる事がある。前回購入したソファーには多くのネジが含まれていたが、その内1本は塗料が多すぎてネジの山が埋まってしまっているような状況だった。残念ながらネジがそんな悲惨な状況になっていることに気がつかないまま組み立ててしまったので、途中で四苦八苦するハメになった。ネジがきつくなりすぎて、締めることも緩めることもできなくなってしまった。散々苦労してネジを抜いて、青い塗料を少しだけ削ってどうにか組み立てに成功した。でも、あのネジが外れなかったら返品もあり得たかもしれない。
 そんな訳で、組み立て時間の大半を1本のネジに費やすこととなった。これが、自分で組み立てる家具の恐ろしいところである。
 同じ轍は踏まない。
 そう誓ったぼくは、組み立てる前にすべてのネジをチェックした。ナットに通してネジ穴の状態を確認した。今回は1本だけ妙にきつかった。力いっぱい回せば締められるかもしれないけれど、前回みたいになったらイヤなので少しだけ青い塗料を剥がすことにした。気分的には全部剥がしたいところだけれども、そうすると逆にネジがゆるくなってしまうそう。どの程度剥がすか悩んだが、引っ張ったり突いたりしている内に自然に剥けた分を無理なく剥がすことにした。
 結果、心持ちネジがゆるくなったようにも感じたが、顔を真っ赤にしてネジを締めるような事態には陥らずに済んだ。
 やはりネジの青い塗料は、なかなか侮れない存在だな。
 溜まりゆくIKEAの六角レンチの数だけぼくの家具組み立て能力(IKEA限定)がレベルアップしたことを実感した瞬間だった。