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膝痛とのつきあい方

by 唐草 [2015/02/21]



 膝が弱いという話は何度か書いたことがあると思う。長距離自転車に乗っていると必ず右膝が痛くなる。
 なんで痛くなるのかはよく分からない。でも、何度も痛い思いをしているうちに、どうすると痛くなるかが分かってきた。
 まず注意すべきは、20kmの壁。20kmまでは何ともないのだけれど、20kmを越えると痛み出す。なので移動距離が20kmを越えるかどうかでペース配分などに気を配る必要がある。
 ついで注意すべきは、冷え。冬場の方が痛くなりやすいことからも、疲労した筋肉の冷えが原因のひとつだと予想している。ヘタに自転車を降りて長時間の休憩をして体を冷やしてしまうと、膝が痛くなる確率がグッと高くなる。休みたいときは自転車から降りるのではなく、ペースを落とす方が膝にとっては良いようだ。ランニングしている人が、信号待ちの間も体を動かしているのに似ているかもしれない。
 距離と冷えにさえ注意すれば、膝の痛みをだいぶ抑えることができる。
 それでも30kmを越えると確実に痛み出す。もうこれは避けられない。筋肉が問題なら本格的な筋トレでもしない限り根本的な問題解決はできないかもしれない。それにぼくの右膝は、医者公認の不具合がある。膝のお皿の骨が、ぐらついているらしい。正常な状態と比べて横に動きやすいとのこと。こればっかりは直しようがない。
 痛くならないように自転車に乗ることも重要だけれども、痛くなってからどう乗るかはもっと重要な事。陽気の良い日は、40kmぐらい乗りたいので、帰りは必ず痛くなるものだと覚悟しなければならない。
 痛いからと言って休むと冷えてしまうのかさらにいたくなる。痛くなってからの休息は、あまり効果的ではないようだ。それよりもどうやって自転車をこぐかが大切なようだ。
 ここのところ膝が痛くなる度にいろいろな乗り方を試している。
 利き足である右足の使用は諦めて、左足だけで頑張るというのを試したことがある。これは、失敗だった。体のバランスが崩れるせいか、疲労の蓄積が多かった。それにペダルに足をかけている以上、イヤでも右足も動いてしまう。期待していたほど、右足を労る効果はなかった。
 最近、試しているのはケイデンス(ペダルをこぐペース)の調整。軽いギアで高回転を維持した方が楽なのか?それとも重いギアで回転数を抑えた方が楽なのか?まだ、どちらが良いのかはハッキリしていない。でも、動かす回数が少ない方が楽な気がしないでもない。もう少し実験を重ねたいところだ。
 「膝が痛くなるなら自転車乗るなよ」とか「距離を抑えた方が良いのでは?」というアドバイスが飛んできそうだ。冷静に考えればそうなのかもしれないが、ペダルをこいで脳内麻薬が出るとそんな理性的な考え方なんて吹き飛んでしまう。風を切る気持ち良さに身を委ねて走りまくる代償なのだと考えている。乗らないよりは、痛みを抑える工夫をしながら乗る方がずっといい。