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Kindleの中身が!

by 唐草 [2015/02/24]



 正直に告白しよう。Kindle paperwhiteを購入したもののまったく活用できていない。タブレットで代用ができるようになったしまったのも活用の機会が伸び悩んでいる理由の1つかもしれない。タブレットよりもずっとeインクの画面はずっと見やすいし、電池の持ちも格段によい。それでも、肌身離さず持っているタブレットに加えて、ほぼ同サイズのKindleを持ち歩く気にはなれない。
 活用できないでいる理由は、競合してしまうタブレットの存在だけではない。
 コンテンツの問題が大きい。
 どういう訳か、ぼくが購読しているマンガでKindleに対応しているものが少ない。電子書籍時代になれば本棚を過去のものにできると期待していたのだが、その夢は脆くも崩れ去った。
 小説はKindleに対応しているものも多いのかもしれないが、もっぱら図書館で借りているので電子書籍の恩恵にはあずかれないでいる。次世代の電子図書館に期待してはいるのだが、無限にコピーを行えるデジタルデータの貸与を無償で行うことになったら出版業界が疲弊しきってしまう。図書館と電子書籍が共存できる未来はまだまだ遠そうだ。
 雑誌『ナショナルジオグラフィック』を定期購読しているのだが、これも紙版を購入している。電子版もあるのだけれど、なんとなく躊躇ってしまっている。ぼく自身、まだ完全に電子書籍に対応出来ていないとも言える。
 Kindleを買ったものの紙の本を手にする機会は、購入前とほとんど変わっていない。
 唯一、Kindle版を買い続けている書籍がある。
 マンガ『聖☆お兄さん』だ。
 現在、ぼくのKindleの中には数冊の青空文庫と『聖☆お兄さん』しか入っていない。紙で購入した分を再購入したわけではないので、全巻入っている訳ではない。それでも、書籍一覧を表示した際に「聖」の文字が並んでいる様は、妙なものがある。なんだか21世紀のバイブルのように見える気がする。一瞬だけ。