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レモンジーナ

by 唐草 [2015/04/02]



 話題の炭酸飲料『レモンジーナ』を入手できた。
 巷では品切れが囁かれているが、近所のスーパーには普通に売られていた。Amazonで1本200円ぐらいのプレミアが付いていたそうだが、ここでは1本84円だ。売り場に隙間がある感じでもないので、もうしばらくは普通に購入することができそう。
 さて、レモンジーナが話題になったのは、多量のCMの効果もあるが、ネットでのバイラルな影響も無視できないだろう。
 「レモンジーナは、土の味がする」
 こんな投稿が瞬く間に拡散されて、爆発的な販売へと繋がったのだろう。
 土の味という言葉は、褒め言葉には聞こえない。少なくともキノコとかの山の幸ならまだしも、柑橘系炭酸飲料としては最悪な評価だ。ところが、今回に限っては「土の味ってどんな味なんだろう?」という好奇心が勝ったのだろう。発売元のサントリーは、土の味発言を最初に行った人物に感謝の意を示すべきではなかろうか。
 ネットを検索すると「確かに土の味がする」という噂に同調する意見が多く見られた。科学的なアプローチとしては、クエン酸は体調によって味の感じ方が変わるなんて真偽不詳の解説も飛び交っていた。
 ぼくは、土の味を感じなかった。普通にレモン味としか思えない。もう少しレモンピールの苦みを効かせて欲しいと思った程度だ。
 土の味騒動を通して思った事が1つだけある。
 世の中に土の味を知っている人が、本当にこんなにも多くいるのだろうかということ。小さい頃にドロ遊びとかして口に土が入って苦い思いをしたことはある。でも、味としての明確な記憶は無い。少なくとも味を形容する比喩の引き出しに、幼き日のドロ遊びの記憶をしまったりはしない。カビ臭いとかならまだ理解出来るのだが…。
 ひょっとして土食い文化はメジャーなのか?ぼくの知らないところで、みんな土を食べているのか?
 一瞬そんな不安に駆られたりもした。