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学校行きたくない

by 唐草 [2015/04/07]



 新学期。きっと多くの生徒や学生たちが「学校行きたくない…」と思っているのだろう。「このままずっと休みが続けばいいのに」と考えたことは、誰にでもあることだろう。
 この考えは、不真面目な考えなのだろうか?学生は学生らしく、健全にそして前向きに学校へ向かう喜びに満ちていないといけないのだろうか?
 様々な考え方があることだろう。
 新学期を迎える際の重い心持ちに関して安心して欲しいことが1つある。
 授業を受け持っている教員サイドだって、内心「学校へ行きたくない…」と思っている。少なくともぼくはそうだ。
 正直言うと新学期は、気が重い。
 さすがにサボったりすることはないけれど、熱い希望や輝くやる気を胸に秘めて学校へ向かっているわけではない。教壇に立って3時間しゃべっているよりは、家でダラダラしている方がずっと楽だ。提出物の採点をしているより、ダラダラとネットを見ている方が楽しい。今期はどんな学生が集まるのだろうかという不安もある。寝坊できなくなるので、夜更かしして遊ぶこともできなくなるのも悲しい。
 これが、ぼくの正直な思いだ。
 教員サイドが思っていることも、学生サイドが思っていることも実は大差ないのではないだろうか?
 誰だって、仕事や授業に拘束されるよりも、自由に振る舞える休みの方が好きに決まっている。それが、非生産的で自堕落なものであっても休みの方が良い。少なくともそう考える方が健全なのではないだろうか?
 世の中に目を向けると「春は新生活がスタートする季節。新しい毎日を頑張りましょう!」という空気に満ちている。でも、これって空元気にしか思えない。新しい毎日は、希望が待っているかもしれないが見通せぬ不安に満ちているのも事実だ。元気はつらつにスタートできなくてもいいじゃない。テンション低めにスロースタートだっていいじゃない。浮かれて転ぶより、ゆっくりと慎重な一歩を踏み出す方がいい。
 言い訳がましく、かつ、説教っぽくなってきてしまったが、ぼくはこう考えている。要するに、学校(仕事)行きたくない。