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駄作の烙印

by 唐草 [2015/04/20]



 15年ぶりぐらいにFF7で遊んだ結果、プレステの古いゲームも捨てたものじゃないという結論にたどり着いた。
 そこで、押し入れにしまい込んだままになっていた何本かのゲームを引っ張り出して遊んでみることにした。
 FF7からのSQUAREつながりということで、ロボット物のマス目シミュレーションゲームである『Front Misson 2nd(以下FM2)』をチョイスした。
 FM2は、今は無きフロントミッションシリーズの中でも駄作だとの呼び声が高い。発売日にワクワクしながら買ったぼくでさえ、当時の思い出補正を考慮しても駄作の烙印に賛同せざるを得ない。駄作だといわれる理由は、主に2つある。
 まず、1ステージにかかる時間が長いこと。戦闘の演出などが冗長だというのもあるのだけれどもそれだけでは無い。ステージが無駄に広いし、配置されている敵の数も多い。システム的にどうしても防御重視の作戦をとらざるをえないので1ステージにかかる時間が長くなりがちだ。
 もう1つの問題は、ディスク読み込みの遅さ。ディスク上のデータ配置が適切でなかったのが原因だろう。戦闘が始まるとプレステのCDドライブがジーコジーコと音を立てながら激しく動いていたのを良く覚えてる。そんなこともあり戦闘ごとに1分ぐらいロード時間が必要だった。ロードの長さが追い打ちをかけるように1ステージクリアにかかる時間を延ばしていた。
 ロード時間問題は、プレステの処理力に起因する問題。PS3で遊べば気になることは無い。
 という訳で、久々にFM2を始めた。
 ロード時間が大幅に短縮されたのでかなりテンポが良くなった。それでも、やはり1ステージにかかる時間は長い。
 最序盤だというのに、安全な作戦をとっていたら1時間半も経過していた。
 悲劇は、あと2ターンでクリアというときに起きた。
 そのステージでは空爆を避けながらNPCトラックを護衛するのが任務だった。敵の戦車などを丁寧に破壊してほぼパーフェクトな内容でクリア目前だった。
 だが、次の空爆予定地点とトラックの移動場所が重なってしまった。
 当然普通に進めばゲームオーバー。頭を使わないとクリアできなさそうな曲面となったのでセーブをする。
 トラックの進路に味方を置いてトラックの進行を防いだがトラックは移動をしなかったので爆発に巻き込まれゲームオーバー。味方を退却させてトラックも退いてもらおうと思ったのだが、空爆ポイントまで爆走してゲームオーバー。こんな具合にどんな作戦を採ってもトラックは一直線に爆撃エリアに進んでいく。
 完全に打つ手無し。悲しいほど見事に詰んでしまった。
 1時間半やってこの仕打ちかよ。
 NPCのAIがバカすぎてやる気を失ってしまった。こういうところも駄作と呼ばれる由縁なんだろうなぁ。