カレンダー

2015/05
     
      

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

釣りへ

by 唐草 [2015/05/02]



 先日、多摩川でもルアー釣りができることを知って以来ぼくの釣りへの情熱は徐々に高まっていた。
 そして今日、ついに竿とルアーを担いで川へ行ってきた。
 何が釣れるのかをネットで調べたところ、ぼくが見たエリアではブラックバスが釣れるらしい。バス用のルアーならいくつかあるので、小さめのルアーをいくつか見繕って川へと向かった。
 何が釣れるのかは調べたが、どこで釣れるのかはよく調べていなかった。調べたところでチャリで動ける範囲なんてそう広くないのであまり役に立たないだろう。現地に行って他の人が釣りをしているエリアで釣り糸を垂らすのがよいだろう。準備不足を棚に上げ、行き当たりばったりを臨機応変と呼ぶのがぼくのやり方だ。
 橋の下とかは良い釣り場だと言われている。さっそく橋脚の付け根に行ってみたのだが、残念なことに先客がいた。釣り人ではなく、定住者のようだ。彼らの生活圏に入らない方が良いだろう。ベストな釣り場に釣り人の影がない理由に納得しながら次の場所を探す。
 釣りをする場所としては、次の2つの条件を満たしていて欲しい。
 ひとつは、安全に水辺に出られる場所。河原の風景は場所によって大きく異なる。護岸工事をしていて簡単に水辺にいけるが、落ちたら死ぬかもしれないような場所もある。一方、葦原をかき分けて進まないと水辺に出られないが、水辺は開けているような場所もある。
 もうひとつの条件は、ある程度の水深があること。浅いところは、サンダルで川を渡れるぐらい浅い。もっとも川の中央まで進めば深くなるのかもしれないが、そんな遠くまでルアーを投げることはできない。水面の様子を見極めて、瀬を避けて深そうな場所を探す。
 マウンテンバイクの機動性を活かして河原を進んでいたらチラホラと釣り人がいるエリアを発見した。葦原の先の岩だらけの河原のその先だった。
 とりあえず、今日はここにしよう。
 何年かぶりにルアーを投げてみた。
 大暴投…。
 なぜかルアーが横へと飛んでいった。悲しいほどヘタになっている。
 1時間ほど河原に佇んでいたが、釣果は当然ゼロ。ルアーを1つ無くしたのでちょっとショック。まぁ、ワームだから良いけどさ…。
 釣りをしに行ったというよりは、キャスト(ルアーを投げること)の練習をしに行ったという感じだなぁ。近いうちに今度こそちゃんと釣りをしに行くか。