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パクチー栽培

by 唐草 [2015/05/11]



 前に書いたことがあると思うが、ぼくは香味野菜のパクチーが大好きだ。レタスなんかを食べるようにバリバリ食べられる。
 パクチーは、クセの強い香りがするので苦手な人も多いと聞く。遺伝子レベルで味を受け入れられるかどうかが決まっているなんて話を聞かされたこともある。それにパクチーのヨーロッパ名であるコリアンダーの語源は「カメムシ」を意味するラテン語にあるとか。そのせいかパクチーの和名は「カメムシソウ」らしい。
 とにかく苦手な人は、まったく受け入れられない。ぼくなんかは、サラダやら生春巻きにちょっとパクチーが入っていても気がつかずに食べてしまうぐらいにパクチー耐性が強い。
 苦手な人が多いせいか、スーパーマーケットのハーブ売り場を覗いても生パクチーが売っていることは少ない。ローズマリーやバジルとかに比べると圧倒的に入手が難しい。だからパクチーが急に食べたくなっても簡単に食べる手段はない。今のところ急にパクチーが食べたかったら乾燥パクチーが山ほど入っているパクチーラーメンしか選択肢がない。
 やっぱり生が食べたい!
 どうすれば食べたいときに食べたいだけ生パクチーを食べられるのか?
 そこでぼくは、栽培という方法を選んだ。
 先月、野菜の苗を売っているような園芸店に行って2株のパクチーを購入した。
 これで思う存分パクチーが食べられる!ぼくの中の計画は完璧だった。
 だが、実際に育ててみたらうまくいかなかった。
 葉が細く風に弱い。ドロを被るとすぐに枯れるので水やりも慎重にしなければならない。匂いは強いのにハーブと違ってアブラムシがすぐに付く。条件から考えると日当たりの良い屋内で育てるのがベストのようだけれど、我が家には土を掘り返すのが大好きな猫が2匹もいるので屋内に鉢植えを持ち込むことはできない。
 不本意ながら外で育てざるを得ない状況だった。
 3回ぐらい収穫して生パクチーを少しばかり堪能したが、それも打ち止めとなってしまった。
 やはり環境が適切で無いせいか1株枯れてしまった。残った株もイマイチ元気がない。きっと遅かれ早かれ枯れてしまうだろう。
 うーん、パクチー栽培難しいなぁ。無計画に食べ過ぎたのが枯れた原因ではないかという一抹の不安があるが、苗を買い足してもう一度栽培にチャレンジしたい。