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ソシャゲにありがちなこと

by 唐草 [2015/05/15]



 スクエニのアクションPRGである『聖剣伝説』のスマホ版がPS VITAに移植されたというニュースを読んだ。基本無料だし、ここのところPS VITAは埃を被っているのでダウンロードしてみることにした。
 『聖剣伝説』シリーズは迷走気味な印象が拭えない。2と3でスーファミ屈指のアクションRPGブランドを確立していたのに、4でやり過ぎて失速。その後は、DSで再起を図ってみたがナンバリングを受け継ぐ正当な続編はいまだ出ていない。気がつけば、スマホのソシャゲ枠に収まっていた。
 ダウンロードしている間にシリーズの栄枯盛衰について思いを馳せていたら懐かしいことを思い出した。バグだらけの2を友人に貸したら、進行不可のバグが発生してしまった事があった。友人はカセットを壊してしまったと思って、スクウェアにカセットを送って中身を確認してもらうという大事にまで発展してしまった。懐かしい話だ。
 さて、ダウンロードも無事終わったので早速ゲームを始めてみた。
 基本無料のゲームというと開発コストが安いカードゲームがほとんどだ。でも、『聖剣伝説』はブランドの名に恥じないようなしっかりとしたアクションRPGだった。この点は評価したい。
 1時間ぐらいプレーしてゲームのルールと戦略が見えてきたら、楽しさよりも煩わしさが感じられるようになってきた。
 『聖剣伝説』もソシャゲに良くありがちな、強化システムが採用されている。ガチャで引いたり、ステージクリアで手に入る報酬を使ってアイテムやキャラを強くしていく。ぼくは、この手の強化の作業がキライなのだ。
 外れカードをゴミ箱に捨てるような感覚で強化を繰り返していく。課金していないからアイテムボックスの容量が小さい。だから、ステージをクリアするごとに強化をしないと持ち物が溢れてしまう。アクションを楽しんでいる時間よりも工房でアイテムをこねくり回している時間の方が長いぐらいだ。
 ハッキリ言って作業でしかない。
 この強化システムが楽しいという人もいるだろう。でも、ぼくはソシャゲにありがちなこの廃品利用システムがどうしても好きになれない。課金しないくせに妙に効率を求めるので作業感が増して、煩わしさに包み込まれるような感覚に陥ってしまう。
 そんな訳で、久々の『聖剣伝説』は1時間程度で幕を閉じた。