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さよならBoogie Board

by 唐草 [2015/06/24]



 ぼくは、Boogie Boardという電子メモ帳を常に持ち歩いている。電子メモと言ってもハイテクな製品ではない。子供向けの磁石を利用したお絵かきおもちゃがあるが、それの大人用といった製品だ。Boogie Boardは、あくまで一時的なメモをするための製品。感圧式の面にペンやツメで自由に線を引くことができる。電子的な処理を行っているわけではないので、スマホの手書きメモ帳のような遅延が無いのが特徴。また、電気を使うのは書いたものを消すときだけなので電池の持ちが非常に良い。
 電池の持ちが良いというのが最大の利点だ。紙のメモ帳を持ち歩くのと完全に同じ手軽な感じで持ち歩ける。それにペンが無くてもメモが取れるので、とっさの時にも役に立つ。5年前に購入して以来、肌身離さず持ち歩いている。
 ただ、ここのところどうにも調子が悪かった。削除ボタンを押しても画面がクリアされない。何度も執拗に連打すると、少しずつ表示が薄くなると言うような歯がゆい消え方になってきていた。
 メーカーの主張を信じれば、5万回の書き換えに対応しているらしい。でも、5万回も書き換えた記憶は無い。5年で5万回なら、1日30回ぐらい書き換える必要がある。仕事に遊びに活用しているが、毎日30回も書き換えはしていない。
 ということは、電池の自然劣化と考えるべきだろう。
 電池交換を行いたいところなのだが、ぼくが持っている初期型のBoogie Boardは電池交換に対応していない。だからといって、素直に諦めるぼくではない。最後の悪あがきといった具合にBoogie Boardの分解にチャレンジしてみた。
 内部には特殊な形状のボタン電池が1個はまっている。しかも、しっかりと半田付けされていてビクとも動かない。買い換え需要を掘り起こすためにガッチガチに固定されている。手持ちの簡易的な工具ではまったく歯が立たない。こまま力尽くで電池を引きはがそうとしても基板が割れてしまうだろう。電池交換は、諦めるしかない。
 電池交換は諦めたが、Boogie Boardの無い生活は諦められない。
 早速Amazonで新しいBoogie Boardを注文したのだった。