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2015/07
   
 
       

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入稿内訳

by 唐草 [2015/07/07]



 今年の夏コミで缶バッジを売るハメになってしまった経緯は、ここまで散々書いてきた。売るからには、ちゃんと商売したいと考えてしまうのがぼくの基本姿勢。それがお祭り騒ぎのイベントであっても収益は考えてしまう。赤字だけは絶対に避けたい。
 とは言え、実際のところどれぐらい売れるかなんて皆目見当がつかない。出店側はおろか、購入側の立場でさえイベントに参加したことがないのだから何も分からなくて当然だろう。まさに暗中模索、五里霧中という感じで準備を進めてきた。
 グダグダ考えていても何も分からないまま当日が迫ってきてしまう。ここらで覚悟を決めて何個缶バッジを製作するかをハッキリさせよう。
 ぼくが用意した図案は3つ。1つはドラクエを知らない人にも人気のあるゲーム内のアイコンを流用したデザイン。これは3度目の再版だ。もう1つは、オフ会用に作成したちょっと内輪向けデザインの色違い。最後の1つが、ゲーム内のキャラクターをデフォルメした完全新作。この3つで勝負をすることになる。
 販売の方針は、「少ないカモからぼったくる」。つまり会場の暑さにやられて正常な判断ができなくなってしまった人からまとめてお金をむしり取る作戦だ。刺激的な言葉で書いてみたが、要するに少数生産のセット売りという戦略。なにか1つでも欲しいものがあったらセットを買わなくてはいけないという流れを想定している。あえてバラ売りも用意して、セット購入割引のお得感を前面に押し出して、セットで売りさばこうと考えている。健全な薄利多売とはかけ離れた戦略。
 この戦略を実施するためにぼくが生産を決意した数は、合計110個。
 先述の3デザインが、それぞれ30個で計90個。この他に一回り小さいサイズでアイコンのストラップを20個発注している。ストラップはセットには含めない予定だ。セット売りを前提にしているのでちょっと強気な生産数かもしれない。この判断が吉と出るか凶と出るか。