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政経の先生の話

by 唐草 [2015/07/17]



 ふと、高校時代の政経の先生の言葉を思い出した。
 「テレビや新聞で、なぜこんなに騒いでるのか理解出来ないようなニュースばかり報道しているときは、裏で静かに大きなことが進んでいる。何が報道されていないのかを見抜けるようになれ」というような言葉だ。
 ゴシップに近いような報道が目に付くようになったら要注意だと言っていた。この言葉は、ぼくを陰謀論大好き人間に仕立て上げるのに一役買うことになった気もするのだけれども、それは今は置いておこう。
 ここのところ、新国立競技場の建設費高騰の話題が盛んに取り上げられていた。どう考えても捻出できないような予算で話が進んでいるように思えた。白紙撤回か大幅な予定変更以外に手立てはなさそうと思えるという報道が繰り返えされている。確かに2500億円の投入は無理そうだが、ここまで執拗にダメだダメだと繰り返し報道する必要はないんじゃないのかなぁと思ってもいた。
 その時に冒頭の言葉を思い出した。
 ついつい目を奪われがちな2500億円の話から目をそらしてみると、おもしろそうな話題がいくつかあるように見える。新安保関連だけに注目が集まらないようにしたかったのか?それとも2500億円が小さな額面に思えるような大規模粉飾のことを隠したかったのだろうか?それ以外にもいくつか気になる話題があった。
 どれを隠したいのだろうか?完全に隠せなくても少しでも目を向かないようにしておきたいのはどれだろう?こんなことを考えながら報道の行方に注目していた。
 新安保関連が可決したら、降って湧いたように新国立競技場プラン再考の話が出ていた。白紙撤回するという単純な話を先延ばししていたのは、やはりこのせいなのだろうか?ぼくの陰謀好きセンサーがなにかを捉えている。
 あの先生の話を聞いてから何年経ったのだろうか?ようやく先生の話を理解出来たように思える。