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原本はiPad

by 唐草 [2015/08/10]



 非常勤講師になってからコピー機を使う機会が格段に増えた。今年は、基本的に毎週使っている。これは、ぼくからしたら大きな成長だ。以前は、世界中のコピー機から嫌われていると信じて疑っていなかったのでコピー機に近寄ることさえなかった。
 コピー機が怖くなったのは、高校から大学時代にかけてのトラウマが原因だ。なぜか思い通りに印刷ができずに四苦八苦した思い出が山のようにある。数回しかコピー機なんて触れてないはずなのに、触れた回数より多くのミスの記憶があるようにさえ感じられる。トナー爆発を引き起こしたことがないのだけが、唯一の救いだった。
 とにかく、ぼくがコピーをすれば用紙サイズがおかしくなったり、縦横が逆になったり、目の前で用紙切れになったりと基本的なエラーが頻発しまくった。そして、多くの十円玉がコピー機に吸い取られていった。
 最近では成長したもので、普通にコピーできる。まだ両面印刷とかだと怪しいのだが、普通のコピーならどうにかなる。スタートラインに立てた気がする。
 慣れてくると考え方も大胆になるものだ。最近では、コピーする原稿を紙で準備するのが面倒だと感じるようになってきた。そこで、大胆な策を思い付いた。原稿を表示させたiPadを直接コピー機にセットして画面をコピーすれば原本いらずになるのではないだろうかと?これが本当のスクリーンショットだ。
 えっ?Wi-Fi対応の複合機を使えって?そんな高級最新機種があったって、ぼくに使いこなせるわけがない。最新機器を原始的に使うしか、コピー機に嫌われたぼくに選択肢はないのだ。