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お金の取り方

by 唐草 [2015/08/20]



 コミケで共同出展した方のツイートを見て、受け入れがたい価値観の差があることに気がついてしまった。彼はこんなことをつぶやいていた。
「自分の趣味で作ったもので知り合いからお金を受け取るのは忍びないと思っていたが、あれは応援なんだと指摘されてお金を受け取る抵抗が減った」というようなことをつぶやいていた。
 本人に直接反論したわけではないが、ぼくはこの意見に大反対なのだ。
 ぼくは知り合いからお金を受け取ることに忍びないなんて思った事はない。むしろ、知り合いだろうがなんだろうがオマケも割引もなくお金を受け取るべきだと考えている。理由は2つある。
 1つ目の理由は、知り合いだけにタダで渡すという行為は、お金を払ってくれた見知らぬ方々に失礼にあたると考えているからだ。見知らぬ誰かさんが適正な価格だと考えた判断を尊重したら、お客を知り合いとそうでない人に分けて価格を調整するなんてことはできない。ぼくがお客の立場でお金を払った後に店員の知り合いらしき人がタダで商品を受け取っているのを見たら腹が立つ。
 もう1つの理由は、自分で設定した価格が適正だと思えないような商品を売るつもりは無いからだ。200円なら200円。500円なら500円。迷いもしたが最終的に自信を持って付けたお値段だ。お金を払ってくれれば、その対価に見合った満足が得られるとぼくは確信している。だから、自信を持ってお金を受け取ることができる。
 知り合いが買ってくれるのは応援だと思うという点は全面的に同意できる。でも、前半のお金を受け取る部分に関しては、次回の共同出展を断ろうかと思うほどに大きな隔たりを感じている。