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ピンポイントに

by 唐草 [2016/04/21]



 PCを使った演習を行っていたら1人の学生から日本語入力ができないとの申し出があった。
 入力の切り替えなんて言う基本中の基本から説明しないとダメなのか…。と思うほど、学生に失望はしていない。
 実はこの手の基本的なエラーって、中途半端に知識のある学生がカスタマイズを試みて失敗しているというパターンが多い。好奇心が旺盛なことは良いことなので、内心嬉々として状況を確認しに行った。
 演習はMacで行っている。Macの日本語入力と英数半角入力の切換は、Windowsとは異なる。キーボードのスペースキーの右に「かな」キー、左に「英数」キーが配置されている。Windowsの「半角/全角」キーのようなトグルスイッチでの切換ではない。
 学生の使っているMacの「かな」キーを押しても確かに反応はない。マウスを使って手動で日本語入力にすれば普通に日本語入力できる。「英数」キーを押せば、半角入力に戻る。再度「かな」キーを押しても日本語入力にはならない。確かに学生の主張の通りだ。
 IMEが死んでいるわけではなさそうだ。キー設定がおかしくなってしまった可能性を確認するが、ソフトウェア的な問題は見つからない。
 もしやと思って、空いている席のキーボードと交換してみた。
 すると問題無く「かな」キーは動作した。どうやら、純粋に「かな」キーだけが故障していたようだ。使用頻度は高めのキーかもしれないが、100個以上あるキーの内、これだけがピンポイントで壊れるなんて初めて見た。