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今期初下駄

by 唐草 [2016/05/02]



 いい陽気だったので、下駄を履いて近所のドラッグストアまで買い物に行った。今年下駄を履くのは、今日が初めて。
 下駄を履くようになると夏の訪れを感じる。例年より少し早いような気もするが、こんなものだったようにも思える。
 下駄というのは、人間工学的な見地からすればクソのような履き物かもしれない。ソールはまったく反らないし、膝にかかる負担も少なくない。それでも下駄を履くのは、木の涼しさがぼくを魅了しているから。高温多湿に日本に適した履き物なのだろう。
 ただ、下駄を履くのは楽じゃない。普通の靴を履いているとすぐに下駄が履けなくなってしまう。
 まず、鼻緒の摩擦に耐えられなくなっている。あっと言う間に、鼻緒が当たる部分の皮が剥ける。また、足に力を入れているので足の裏にもマメができやすい。靴を履いて足を甘やかしているとあっと言う間に皮膚が柔らかくなって下駄に負けてしまうのだ。
 だから、下駄を履き始めてしばらくは、足を作り直す覚悟が必要となる。つまり、マメや赤むけなんてできて当然だという心構えだ。
 今日だって往復1kmも歩いていないのに、親指と人差し指の間は真っ赤になってしまった。夏本番に向けて下駄の履ける足を作っていこう。