カレンダー

2012/05
  
  
       

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

皿に彩りを

by 唐草 [2016/05/11]



 唐揚げなどに付いてくるレモンを美味しそうにバリバリ食べることで、汚れたものを見るような冷ややかな視線を向けられることの多いぼく。レモンを食って何が悪い。
 ぼくは、世間一般の人と比べると柑橘系の酸味に強いのだろう。せっかく出たレモンをちょっと搾って捨てるなんてもったいない。果肉を残さずしっかり食べきりたい。
 なにもレモンに限ったことではない。
 出された食べ物は、可能な限り残さず食べきりたいと考えている。
 だからハンバーグ弁当とかで肉の下に置かれているスパゲッティーだってしっかり食べてしまう。
 外食をすると彩りのためだけに盛られている食材がある。
 その代表格がパセリだと思う。
 皿に緑を添えるためだけにパセリが盛られている。スープとかだと細かくしたパセリが香り付けとして活躍するが、揚げ物の横にあるパセリは完全に彩り。
 人によっては、パセリなんて「ばらん」の様なものだという認識で食べ物とすら思っていないかもしれない。
 でも、ぼくは結構パセリが好きだ。最近、美味しく食べられるようになってきた。
 小学生の頃に友人の父親が美味しそうにパセリを食べているのを目撃して、ドン引きした昔が懐かしい。今では、ぼくも美味しくパセリをいただいている。
 確かに強すぎる香りが苦手の人もいるのが分かる。でも、なれてくると鼻を駆け抜けるような強い香りがクセになる。