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仮想のカジノにて

by 唐草 [2016/06/03]



 ぼくにとってカジノは、架空の存在のようなものだ。本物のカジノへは、一度も足を運んだことがない。そもそも海外旅行もあんまりしたことがないし。
 だから、カジノと言われるとラスベガスよりもオラクルベリー(DQ5のカジノのある街)を思い浮かべてしまう。そう、ゲームの中でしかカジノなんてものには縁が無いのだ。
 ぼくは、賭け事にはあまり興味が無い。興味があるのは、元手無しでお金を増やすことぐらいだ。
 ゲームの中のカジノもあまり熱中した記憶がない。ゲーム内であってもスロットマシーンを回していると、明らかに普段使っていない脳の部位が興奮しているのを感じるのでそれなりにドキドキしているのは間違いない。でも、基本的に飽きやすいので大当たりを引く前の、小さく負けている状態で止めてしまう。だから、ぼくは大当たりの興奮を知らない。これは、かえって幸せなことなのかもしれない。
 さて、今遊んでいる『PSO2』にもカジノが導入されている。入手方法がカジノに限定されているアイテムが欲しくなったので、珍しくカジノへ寄った。
 カジノはガラガラだった。導入されたのが2年ぐらい前らしいので、もうみんな飽きてしまっているのかもしれない。きらびやかな内装とは対照的に閑古鳥の鳴く場内。そのギャップが、さらに哀愁を漂わせている。
 ログインボーナスのカジノコインを掻き集めたら約6,000枚のコインとなった。でも、欲しいアイテムは20,000枚。まだ1/3しかない。さてどうやって増やしていこうか?
 勝つために自分の力量が必要なゲームは習得までに時間がかかる。何も考えずにできるスロットマシーンに頼ることにしよう。
 時々小さな当たりの絵柄がそろうものの、穏やかにコインは減っていく。ゆっくりとだが確実に終焉へと向かっている。減っていくコインを見ていても、次の当たりで取り返してやるって気分にはなれない。結局、1時間ぐらいスロットを中心にゲームを続けていったけれど、600枚ぐらいコインが減っただけだった。
 やっぱり、性格的にギャンブルに向かないのかなぁ。でも、レアアイテムは欲しい。