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Studentの罠

by 唐草 [2016/06/14]



 ぼくがだいぶ前に納入したプログラムが、ついに実行された。それが昨日の話。スペックだけを書くと利用者8,000人のサーバで実行されて、同時接続200人を90分間処理し続けたということになるらしい。
 なんだかすごそうに聞こえる。プログラムが優秀だったという可能性も無いわけではないが、絶対にサーバマシンが優秀だっただけのことだろう。ハードの性能におんぶにだっこといったところだ。
 ただ、残念なことにパーフェクトな結果は残せなかった。
 実行の目的は十分に果たせたが、細かいバグが散見された。
 特に目立ったのが、ユーザへの結果通知が文字ではなくコードで表示されてしまうという問題。保存に成功すると画面に「100」と表示されてしまうような状態だったらしい。
 この問題報告を受けて、ぼくはコードを見なおした。ところが、構文的な問題は何一つ無い。全てが正しく書かれている。だとすれば、残された可能性は開発環境と実行環境のバージョン差ぐらいしか無い。
 それならば、ぼくは悪くない!
 そう言い切れればいいのだけれども、なにかを見落としていそう。その部分は、マジックナンバー的な単語が出てくる人為ミスの起こりやすい場所だし。
 コードを眺めていたら、小さな違和感が合った。
 'Studnet'
 これか。nとeの位置が逆になっていたのか。開発環境に単語チェックなんて入ってないもんなぁ。まいった。