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レアがレアじゃない

by 唐草 [2016/06/21]



 ダラダラと『PSO2』で遊び続けている。「飽きてきたなぁ」と思い始めると、雀の涙程度ストーリーが更新されたりする。4年間継続してきたゲームなだけあって、絶妙なさじ加減でプレーヤーをつなぎ止めている。
 『PSO2』は、一般的にはアクションRPGとして紹介されている。確かにアクション要素は重要な根幹を担っているが、それが主とは言えない。
 より正確にジャンルを区分するのなら、ハクスラと言った方がよい。
 ハクスラって言葉は、日本のゲーム業界では不思議なほど使われていない。ハック&スラッシュの略で、レアアイテムを求めることを目的としたゲームの総称である。
 『PSO2』は、まさにハクスラそのもの。レアアイテムを求めて高難易度ボスを撃破することが廃人連中の目標のようだ。
 現在では、レア13というグレードがもっともレアらしい。ただ、ゲーム開始時の名残でレア7以上がレアアイテムとして扱われている。
 レア13まである現在、レア10以下はハッキリ言って貴重品ではない。それどころか、大量に出てくるので倉庫を圧迫する邪魔な存在でもある。
 ボーナスステージに行くとレア10程度のアイテムが持ちきれないほど落ちている。レアアイテムゲットの喜びはほとんど無く、倉庫整理にうんざりするのが本音でもある。レアがレアでなくなっているなぁ。