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DL版はどの星に

by 唐草 [2016/06/24]

　あるゲームの発売を巡ってぼくは、この春から一喜一憂している。
　それが「No Man's Sky」というゲーム。
　このゲームは、オープンワールドの極地とでも呼ぶべきゲーム。宇宙探索のゲームなのだが、その対象となる星の数が1,800京個とバカみたいに多い。京なんて単位は、小学生ぐらいしか使わないだろう。
　目的もなくいつまでもダラダラと遊び続けられそうなゲームだ。
　第一報を聞いたときから、ぼくは無駄に広い世界に興味をもっている。きっと一つ一つの星はそう大きなものでは無いし、似た星もたくさんあることだろう。でも、1,800京個もあれば、世界の端を感じることはないだろう。
　ぼくはオープンワールドゲームは好きなんだけれど、世界の端に到達してしまったときの寂しさだけは許せない。機械的に「この先には進めない」と表示されると、どんなすばらしい没入感も消えてしまう。でも、「No Man's Sky」ならその悲しみから解放してくれるかもしれない。そう期待している。
　ところが、待てども暮らせども日本での発売の情報が聞こえてこない。インディーズ発のゲームなので英語版しか無いのだろうか？そんな不安と失望に襲われていた。E3以降、ぼくは日本での購入を諦めてさえいた。
　そんなぼくの目にアマゾンの広告がどれほど眩しく映ったことか想像できるだろうか？アフィリエイトのことなど気にせずにクリックしてしまうほどの喜びだ。
　おっと、勢いでディスク版を買いそうになったが、この手のダラダラ遊べるゲームはDL版の方が手間が無くて良い。DL版の情報を求めて公式サイトへと飛んだ。
　そこで、ぼくは再び落ち込むこととなる。
　販売形態に「ディスク」の文字しかない。この時期にDL版無しなんてことが、あるのかよ！

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