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自動ドアとの戦い

by 唐草 [2016/07/13]



 今日も学食に入るのに苦労してしまった。大人気で席取りが大変だとかそう言う理由ではない。
 なぜかここのところ学食の自動ドアの反応が悪いのだ。自動ドアの前に立っても全然反応してくれないことが続いている。
 扉の前に立っても何の反応もないので、自動ドアの前で小さく前後に動いてセンサーにぼくの存在を知らしめなくてはいけない。毎度のことなので慣れてきてはいるが、すっと扉が開かないのはストレスが溜まる。
 この扉が単純に反応が悪いだけなのだろうか?
 どうもそうは思えない。他の人が自動ドアの前で前後に動いているのは見たことが無い。ごく普通に扉が開いているように見える。
 どうもぼく自身に問題がありそう。
 服装の問題だろうか?ぼくは夏場になると上下ともに麻の服を着ていることが多い。自動ドアのセンサーは麻素材との相性が悪かったりするのだろうか?赤外線と麻の関係なんて聞いたこと無いよなぁ。
 もう一つ考えられるのは、ぼくがボッチだということ。
 多くの人は何人かのグループで学食にやってきている。対してぼくは、空腹を満たすときの食事は絶対に一人で取りたい派(喋りながら食べるとすぐにお腹いっぱいになって残すことになるから)なのでいつも一人で自動ドアの前に立つ。誤動作を防ぐために、複数人を基準にセンサーが設定されているのではないか?
 もしそうだとすれば、ぼくは毎日自動ドア相手に分身の術を使っていることになるのか。