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ドキドキの休講

by 唐草 [2016/07/20]



 今日の1,2限の授業は、休講とした。
 休講の理由は、授業をするのがなんとなくかったるいから。というのは嘘。今日は、元々予備日だった。すべてのスケジュールが滞りなく進行したのでやることが無くなってしまった。だから休講とした。
 授業を休講にするためには、本来いくつかの申請が必要になる。事務方に判子付きの書類を提出して、補講の有無を確認するなどの書類仕事が待っている。
 ハッキリ言って、事務方が仕事をしているという感覚を味わうためだけの書類仕事でしかない。と言い切りたくなるような面倒な手続だ。もっとも、事務側も掲示板への掲載などの実務をこなしてくれるけど。
 ただ、あらかじめ休講を予告しておけば、掲示板に連絡を張り出す必要はない。
 ぼくは、4月の段階から今日を休講とすることを学生に予告していた。学生側も十分にそれを承知してくれていた。
 だから、学校に届けを出さずに独断で休講とした。いわゆる自主休校というヤツだ。
 学生は授業がなくて嬉しい。事務は余計な仕事が発生しなくて嬉しい。ぼくは学生同様授業がなくて嬉しい。全員が、手放しで嬉しいはずだ。
 ところが、ぼくは内心ドキドキしていた。
 話をちゃんと聞いていなかった学生が、大学に問い合わせをして無断休講がばれるんじゃないかという不安が付きまとっていた。授業終了時間であるお昼まで、どことなくそわそわしていた。
 結論から言えば、杞憂に終わった。でも、これなら普通に申請出した方がよかったな…。