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シリコンスプレーの活用?

by 唐草 [2016/08/04]



 先日、缶バッジ販促用の団扇を作った。なんか夏になると団扇ばかり作っている気がする。暑さ故に発想が貧弱になるのだろう。
 作ったと言っても実際のところたいしたことはしていない。家庭用プリンターで印刷した紙をボール紙の両面に貼り付けて切り出しただけ。ただ、丸い団扇ではなくキャラクターの輪郭線に切り出したのでネコ耳付き団扇となっている。ぼくの華麗なハサミさばきの成果だ。
 その紙にプラスチック製のグリップを取り付ければ完成。紙の部分に骨は入っていないので、強度と送風能力は高くない。あくまで販促用のマスコット的な団扇でしかない。
 家庭用インクジェットプリンターのインクは、水溶性である。ということを団扇完成後に思い出した。
 屋内で使うので水に濡れる機会はそうそうないだろう。でも、夏場なので汗が付いたり、飲み物の結露が付いてしまうことはあるかもしれない。やはり防水加工が必要だ。
 理想を言えばラミネート加工をしたかった。でも、我が家にラミネーターはないので、ラミネート加工は無理だ。
 では、ワックスかメディウムあたりを表面に塗るのはどうだろうか?試し刷りした紙にこれらを塗ってみたところ、シアンインクだけが著しく溶け出してしまった。これもダメか。
 では、プラモデル用のクリアラッカースプレーならどうだ?と思ったが、手元になかったので断念。
 他に耐水スプレーってどんなものがあるかを調べていった。雨具に使う撥水スプレーが良さそうだったが、あいにく切らしていた。
 最後にたどり着いたのが、シリコンスプレー。本来は潤滑油のような目的で使用するスプレーだが、表面に薄いシリコン層を作ることができる。試しにシリコンスプレーを噴霧してみたところ、強くはないが最低限の耐水性を得ることに成功した。インクも溶けなかった。
 潤滑剤として買ったシリコンスプレーが、こんな風に利用できるなんて思いもよらなかった。