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Vs. 工作機器

by 唐草 [2016/08/24]



 リフォーム工事があってもなくてもぼくの夏休みは大差ない。日の出ているうちは、自室に引きこもっているだけだ。それにPCさえあれば、1階がなくなってしまった不便さを忘れて仕事も遊びもなんでもできる。
 ここ2日は、工作機器の騒音に負けて集中力が切れていた。ダラダラと死んだ魚のような目をしてスマホゲームで遊んでいた。
 でも、それも飽きた。と言うか、そもそも飽きていたゲームで暇つぶしをするのは、ある意味苦痛である。部分的にでも日常を取り戻すために、今日はいつも通りのPCでの作業を再開することにした。
 と言っても、今日のところは急ぎの仕事はない。やることと言えば、缶バッジを作るか、ここを更新するぐらい。でも、何もしていないよりはずっとマシ。さあ、本業を始めよう。それが周囲からはニートだとしか思われないものだとしても。
 PCに電源を入れて、作業机に向かった。もちろん耳栓は欠かせない。
 今日も工作機器が唸りを上げている。
 ぼくの作業環境は、古いアルミタワーのMac Proと2台のモニターのセットだ。拡張性を考慮したMac Proは、PCというよりはワークステーションといった存在。大きな電源を搭載している。まぁ、ぼくは全然拡張していないけれど。
 さあ、作業開始だ。
 と、その前に近日発売予定のゲーム動画を見ておこう。そう思った瞬間、画面がブラックアウトした。PCのフリーズだったら、こんな一瞬でブラックアウトしない。
 ブレーカーだ!ブレーカーが落ちたんだ。
 工作機器の消費電力とぼくの作業環境の消費電力が合わさると、我が家のアンペア数を超えてしまうようだ。工作機器って電気食い過ぎだろ…。
 幸いなことにサーバ室の電源は落ちなかった。でも、ぼくが作業をしていたら工事が進まない。残念だが、Macを使うのは諦めよう。
 というわけで、今は古いノートパソコンで文章を打っている。工事期間は、こいつが相棒となりそうだ。うーむ、画像処理がまったくできないなぁ。困った。