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水の消費を意識する

by 唐草 [2016/09/02]



 工事中は、トイレしか水を使うことができない現在の我が家。職人さんたちが帰れば仮設の流し台が使えるようになるが、朝8時から17時までの間は流し台は使えない。
 連日、日のあるうちは断水状態とも言える状況にある。
 だから、前日のうちに飲水を用意しておく必要がある。
 工事が始まった頃は、災害用にと備蓄しておいたペットボトルの水を利用してきた。そのまま飲んだり、沸かしてコーヒーを入れたり、カップ麺のお湯としたりして活用してきた。貴重な水だ、すべて体に取り入れている。間違っても手洗いや植木の水には使用していない。
 人は1日2リットルの水が必要だと言われている。防災時の備蓄量も、その消費量を基準に考えられているらしい。2リットルという数字は、多分間違いないということを実感している。
 毎日ものすごい勢いで2リットルペットボトルが空になっていく。
 防災用に備蓄していた分は、とっくに底をついている。夏なので汲み置きはしたくない。毎日スーパーマーケットに重い水を買いに行くのが、日課となっている。
 蛇口をひねれば、いつでも欲しいだけ水が手に入る。これが水資源が豊富な日本の常識だ。
 工事という特殊な状況下にある今、その常識は崩れた。限られた水を適切にやりくりする必要がある。アウトドア経験の豊富な人なら、別段特殊なことでは無いのかもしれない。ただ、そんな経験のないインドア派のぼくにとって水の消費量を常に意識するというのは慣れない経験だ。
 空っぽになったペットボトルを見るたびに、水道インフラのありがたみを感じるようになっている。とは言え、この水道への感謝の気持も工事が終わればすぐに忘れてしまうんだろうなぁ。