by 唐草 [2016/09/08]
大失態を演じてしまった。なんと米を炊きそこねてしまった。
かまど焚きや飯盒炊さんにチャレンジしたわけでもない。混ぜご飯を作ろうとしたわけでもない。いつもの電気釜で、いつもの量を普通に炊いただけなのに大失敗をしてしまった。
なんと水を入れるのを忘れて炊いてしまったのだ。といだだけの米をそのまま炊飯器にぶち込んでしまった。
なんたる失態!
炊飯を終えた炊飯器の中には、カラカラになった米粒が散らばっていた。一見しただけでは、炊く前と変わらない。でも触ってみると三日間ぐらい放置したおにぎりのようにカラカラながらも米がお互いにくっついていた。
触ってみるまでは、もう一度水を入れて炊けばこの失敗をリカバーできるのではないかと淡い期待を抱いていた。でも、触れてみてその望みはないことを確信した。
結局、夕食はレトルトのご飯になってしまった。電子レンジで簡単にできるレトルトご飯も美味しいけれど、やっぱり本当の炊きたてには及ばない。
この失敗について言い訳をさせて欲しい。
なぜこんな基本的なことをミスってしまったのか。それは、リフォーム中だということが大いに関係がある。
工事中なので我が家は1階と2階が仮設のビニールシートで分断されている。これは何度も書いているが、工事エリアに猫が行かないようにするための措置だ。
そして今はキッチンがないので、1階の風呂場で米を研いでいる。今日もそうだった。
米を研いでいると猫が1階へ降りてきたのが見えた。どうやらビニールシートのジッパーをこじ開けたようだ。それを見るなりぼくは、猫を捕獲しようと風呂場を飛び出した。
その際に研ぎ終えて、あとは水をいれるだけだった炊飯器の釜を風呂場の入り口に置いた。数分間に及ぶ猫との格闘を終えて風呂場に戻ったぼくは、米を研ぎ終えたと思い込んでそのまま炊飯器に米をセットしてしまった。
猫による中断があったせいで、まだ水を入れていなかったことを完全に忘れてしまったようだ。まったく、なんてこった。
なお、カラカラになった米は野鳥の餌にすることに決定。天日干しでさらにカラカラにする予定。