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グループ編成は自動で

by 唐草 [2016/09/27]



 新学期恒例の業務というのはいろいろある。その中でも急を要するものがグループ編成だ。
 ぼくが担当している授業は、前期と後期で連動した授業。前期後期で同じ学生を扱うわけではないので、引き継ぎとして前期の担当者から成績表が来る。それを元にグループ編成を行うことになっている。
 ただ、引き継ぎの情報だけでことが進むほど単純ではない。人が加わったり、いなくなったりと様々なことが起きるの通例だ。
 前期のみや後期のみの再履修者が必ずいるので、人の増減は避けられない。それに休学とか復学なんてこともある。必修の重複などの面倒な事情から急遽編入される学生もいる。事務から渡される名簿と引き継ぎ名簿だと1割ぐらいメンバーが異なっていることなんて良くある。
 2つの名簿を見比べながら授業のグループ編成を行っていくのだが、条件が2つある。
 1つは、各グループの中に前期と同じメンバーがいないこと。
 もう1つは、前期の成績がC評価だった学生がまとまらないこと。
 この2つのルールを守ってグループ編成を行うようにお達しが来ている。他の先生がどの程度このお達しを守っているかは知らない。でも、ぼくは完璧に守っている自負がある。
 なぜかって?
 それは、自分で書いたグループ編成用プログラムを準備しているからだ。
 このプログラムはなかなか優れもの。上記の条件だけでなく、各グループにいる学生の成績平均が同じになるような配慮までしてある。A評価からC評価までまんべんなく配置することができるのだ。オプションで優秀グループとダメダメグループに分けたりとか、平均点ではなくて偏差値でグループ分けしたりなどもできる。
 こういうプログラムがあるから、急なメンバー変更があっても数秒で対応できる。1回苦労しておけば、後で楽できるってお話しでした。