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宇宙の果てで酔う

by 唐草 [2016/10/01]



 先日、ゲーム『NO MAN'S SKY』の愚痴を書いた。生物探索で最後の1匹が見つけられないことがあまりにも多すぎるという愚痴だ。
 ゲームを進めている内に理解が深まってきたことがある。『NO MAN'S SKY』は、技術やテクニックはほとんど重要ではない。重要なのは、運の良さだけということだ。
 運良く生物の数が多すぎず少なすぎず、それでいて種類が少ない星にたどり着ければ15分ぐらいで生物探索は完了する。
 ただ、連続して幸運に恵まれることは稀だ。
 自分の運の無さをある程度のテクニックとゲームシステムへの理解で補うことはできる。
 『NO MAN'S SKY』は、つなぎ目無くシームレスに広大な世界が表現されている。「ロード中」と表示されることは無いし、画面が暗転することもない。常に遠くの背景まで描写されている。近づくと急に山が現れたり、木が生えたりということはない。まるで現実のように遠景まで見渡せる。
 ただ、小さいものは近づいて視野に入るまで表示されない。惑星を走っていると小動物や小さな植物が表示されないことがある。これが遠景まで描写するための仕組みのひとつなのだろう。
 だから、走り回っていると小さな動物が表示されないこと多くなる。
 時々立ち止まって、ゆっくりと周囲を見回す必要がある。この仕組みを理解して冷静に生物を探すようになってからは、高い確率で生物探索を完了することができるようになった。
 ただし、代償もある。
 何度も何度も周囲を見渡すので、ものすごく3D酔いになりやすい。30分ぐらい遊んでいると気分が悪くなってしまう。
 まいったなぁ。見つからずにイライラするか?満足感の代償に目を回すか?どっちに転んでも辛い。