カレンダー

2016/10
      
     

広告

Twitter

記事検索

ランダムボタン

業界の略語

by 唐草 [2016/10/18]



 世の中略語に溢れている。実は略語のくせに一般名詞化している単語だって少なくない。「高校」なんてその筆頭だろう。「高校」が「高等学校」の略称だなんて高校の教員ですら忘れているのではないだろうか?
 また、業界独自の略語というのもある。
 リフォーム業者が数度「ジンダイ」という言葉を発しているのを耳にした。それは「人造大理石」の略語らしい。漢字で書けば「人大」となるのだろう。音だけでは何のことだかサッパリ分からないし、漢字の字面をみてもやっぱり分からない。
 ぼくもきっと無意識に業界独自の略語を使っているのだろう。
 なにがあるだろうかと考えて見たものの、全然思いつかない。ぼくの属する業界(Webデザイン&プログラム)には、略語なんて無いんじゃないか。そんな風にも思えてきた。
 でも、これは早合点。
 正しくは、ぼくが略語を略語だと思えていないだけだ。きっと、ぼくと同業者の会話を第三者が聞いていたら訳の分からない単語がバンバン飛び交っていることに気がつけるだろう。あまりにも日常化した略語を使用者が自発的に発見することは、困難だと言うことを思い知った。
 別の見方をするとコンピュータ用語は既に略されまくっているので、あまり極端な略語が生まれにくいというのはあるかもしれない。USBのことを「ユニバーサル・シリアル・バス」だと思って口にしている人はいないだろう。
 「ユーザ・インタフェース」をUI、「データベース」をDBと略すぐらいだろうか?元の言葉が英語だから略語はアルファベットになるだけ。前出の「ジンダイ」みたいな極端な略語感は乏しいなぁ。