by 唐草 [2016/10/22]
今日は、喪中葉書を作った。想像通りだが、楽しくない作業だった。
内容が辛気くさいと言うのもあるのだが、それ以上に色が使えないから楽しくない。それが本音だ。
あまりよく分かっていないのだが、喪中葉書にもルールがあるらしい。句読点をつけてはいけないというのが、基本ルールだそうだ。これは、ドラクエのセリフで見慣れているので問題は無い。読点の代わりにスペースを入れれば読みやすさは確保できる。
色に関しては、句読点ほど明確なルールは無いようだ。サンプルによっては、背景に淡い色の付いた花のイラストを使っているものもあった。ただ、正直なところ色つきだとあんまり喪中葉書っぽくない。やっぱり彩度の低い単色で仕上げないと喪中葉書らしく見えないようだ。
という訳で、ぼくも墨一色で刷れる図案を作ることにした。
フリー素材の喪中葉書用イラストを落として、文字をレイアウトしていく。
画面には、黒系統の色しかない。見ていてつまらない。作っていても楽しくない。ついついアクセントに赤とかを入れたくなってしまう。
色がないので作業はすぐに終わった。
早速の試し刷り。
文字が墨100%だったので、ビックリするほど黒々している。なんか力強さを感じてしまう。こんなに元気な文字が並ぶ喪中葉書は見たことが無い。
慌てて墨を85%ぐらいまでに落とす。これでようやくそれらしい仕上がりになった。
とは言え、やはり黒系統の色しかない。プリンターのインク的には楽な仕事だが、完成品を見ても楽しくない。やっぱり赤が欲しくなる。判子とか押したい。