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スマホデビュー

by 唐草 [2016/10/23]



 ぼくのミスが色々とあって審査に落ちかけたりとかしたが、無事にSIMカードが届いた。
 これで、ぼくもついにスマホデビューである。
 中高生がスマホデビューしたときは、きっとウッキウキなんだろう。でも、そんな初々しい気持ちは微塵もない。頭にあるのは、お金のことだけだ。
 それにタブレットをずっと使っていたので、スマホというデバイスへの関心は極めて低い。それに、手にしているスマホが「クソだ!」と胸を張って言えるほどの低スペックスマホだと分かっていることもテンションの低さの一因である。
 長らくガラケー+タブレットというスタイルを貫いてきた。このスタイルだと、電話をしながらメールを確認したりできる。仕事をする上で都合の良いスタイルだった。
 でも、それも過去形。
 契約先が変わったら、ほとんどの連絡をメールで済ませることとなった。7月から3ヶ月間音声通話をしていないことに気がついてしまったのだ。
 だったらもう高いお金を出して音声回線契約を維持している必要はない。そう判断して、ガラケーを捨てる決意をした。
 晴れてスマホデビューとなったわけだが、ぼくは自分のスマホを電話機だとしか思っていない。いや、電話機という認識すら正しくない。電話番号を保有するための装置ぐらいの認識でしかない。
 本心から言えば、電話なんて持ちたくない。
 でも、電話番号を持っていないと、やはり不都合がある。連絡できないということだけでなく、各種サービスへの申し込みなんかもできなくなってしまう。情報化社会のIDのひとつとして電話番号を持つことを選ばざるを得なかったというのが正直なところ。
 こんな風に恨みがましくグチグチ言いながらのスマホデビューも珍しいものだろう。