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ペーパレス時代への挑戦

by 唐草 [2016/10/28]



 iPadなどのデジタル端末の普及によってペーパレスの時代がやってくると言われている。しかしながら、現場レベルでペーパレスなんて夢のまた夢。いまだに大量の紙を消費している。
 ぼくも授業で資料を配付するときは、自宅で印刷して原本を作って、学校でコピーして配布という手順を踏んでいる。紙で渡さないと学生側がもらったという意識を持てないようだ。データ配布でURLを紹介したこともあったが、結局ダウンロードを忘れたままという学生が少なくない残念な結果になってしまった。
 やはり「ものを渡す」ということ自体に意味があるようだ。だから、ペーパレスになるのは、まだまだ先の話だろう。
 ただ、ペーパレスへの意識が高い人間同士でなら紙を使わなくても済む場面が増えてきているのも事実。TPOを踏まえ、紙資源の消費削減に努めていってペーパレスな時代を実現させたい。
 その一歩として、ぼくは大胆な変革を取り入れることを決意した。今日は、その第一歩を確固たるものにするために実験を行った。
 いままでレジュメを作る際は、まず原本をプリントアウトしてからコピーをしていた。
 でも、高精細な画像を表示できるiPadならプリントアウトの手間を省けるのではないだろうか?画面を直接コピーすれば、よいのではないだろうか?
 こうすれば、たった一枚かもしれないが原本に使う紙を減らすことができる。この一枚の積み重ねが、大きな変化に繋がるはずだ。
 そう信じてiPadをコピー機に挟んで画面のコピーを試みた。
 コピー機から出てきた紙は、真っ黒だった。完全に黒。文字のひとつも読めたものでは無い。
 液晶のバックライトの明かりでは、コピー機のスキャンの明るさに勝てないようだ。明るさの差がありすぎて、まるでバックライトが点いていないような状態になってしまった模様。あぁ、資源節約への大いなる挑戦の第一歩が阻まれてしまった。次は、液晶画面のiPadではなくて、eインクのKindleでチャレンジしよう。