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雪!

by 唐草 [2016/11/24]



 今日の天気予報は、雪!まだ11月だというのに雪!
 正直言って、絶対に降らないと思っていた。例によって例のごとく、降る降る詐欺、良く言えば万全を期した注意喚起のための大げさな予報だと考えていた。
 だが、夜が明けてみればしっかり雪が降っているし、場所によってはうっすらと雪が積もっていた。
 当たるもんだなぁ、天気予報。
 暖かい部屋で、のんびり雪の様子でも眺めていたい。でも、残念なことに今日も1限から授業がある。風流な雪見は諦めて、朝から駅に向かわねばならない。休校を期待したが、多少の雪など物ともせずに電車は元気よく走っている。頑張りすぎだろ、JR。
 積もっている部分は、大抵土が剥き出しの部分。道路は、冷たく濡れているだけ。これなら普通の雨の日と同じように自転車で駅までいけることだろう。バスを使うと色々面倒になるので、極限まで自転車を選択してしまう。
 ヒートテックの下着にホッカイロを貼って、厳冬期にしか着ないカーディガンも羽織って、いつものコートを着て、更にその上にゴアテックスの防水カッパ(上下)という重装備で外に出た。ここまでしているので、思ったほど寒さは感じない。足先と指先が冷えるぐらいだ。
 肩に少し雪が積もったが、無事に駅まで到着。ここから先は、公共交通機関だけなので、後は楽々。
 ぼくの職場は、多摩の奥地の山の上にある。都心と5℃ぐらい気温が違うし、山の上なので風も強い。
 職場に着いたら、街中とは異なってしっかりと雪が積もっていたし、霧なのか、舞い散る粉雪のせいなのかは分からないが視界も白く曇っていた。なんだか雪山にやってきたような気分になる風景が広がっていた。
 子供の頃から雪が降るとテンションが上がってしまう。おっさんになった今でも変わりない。
 ハッキリ言って、雪が気になって授業どころじゃなかった。時々抜け出して、雪の写真を撮ったりしていた。たぶん、学生よりはしゃいでいたと思う。ダメな大人ですね。